7日目 メーホンソーン 空白の1日、救いのガパオ

(タイ)

今日はメーホンソーンという町へ向けてさらに北上をする予定だ。
昨日誰もいないバスターミナルの時刻表で8時半発の表記があったので8時前くらいに着くように徒歩でバスターミナルへと向かう。
今日もあいにくの雨天だ。

これがバスターミナルである。
一見してバスターミナルだか小屋なのかただの空き地なのかよくわからないがとにかくバスという名のミニバンが発着するのでバスターミナルなのである。

8時を回るとバイクに乗ったおっさんがやってきてシャッターを開けはじめる。
バスチケット販売員だ、チケットの窓口は午前8時から15時までの営業のようだ。
そこでチケット売りのおっさんに確認してみるとなんと8時半にあると思ってたバスがないみたいで次の便は15時半発のになると言われた。
それ僕が昨日この街に来るときに乗ってきたやつじゃないか!
愕然とした…まだ7時間半もたっぷり時間があるのだから…。
こんな何もない田舎町でどうやって時間つぶすのかと途方に暮れた。
とにかく先ほどチェックアウトした宿に戻った。
ちょうど僕が空けた部屋の掃除に取り掛かろうとしてたおば様がいたので
本来のチェックアウト時間である12時までいさせてくれないかと頼み込んだら
マイペンライとのことだったのでとりあえず12時までは眠って過ごせた。ありがたいことだ。

昼になり宿を出ると空腹感が襲ってきたのでそこらへんの食堂に飛び込む。

タイ料理の定番、ガパオを注文。これが今まで食べたことのないような味付けのもので本当おいしい。
ガパオって地域によって味付けが違ったりするものだろうか?
なんだかこのガパオのおいしさが救いとなった

ありがとう食堂。
そのあとは商店に入ってどんなものがあるか見て回ったり
セブンイレブンでアイスクリームを買って店のベンチでくつろいだりして時間をひたすらにつぶし続ける。

15時にバスターミナルまで戻るとチケット売りのおっさんがシャッターを閉じる作業していた。
そして僕のほうまできて、チケットは買わなくていいから車が来たら運転手に100バーツ渡しな。
そういってバイクに乗り帰宅していった。ふたたびバスターミナルでひとりぼっちになった。
やがてバスがきた。
僕が昨日この街に来るとき乗ってきた車と全く同じナンバー、そして運転手のおっさんも昨日と同じ人物…。

バスは山道を走り2時間かからないくらいでメーホンソーンのバスターミナルに到着した。
到着したのは17時半近いし今日これからメーホンソーン観光を始めるのは時間的にきついので
本来は1泊して立ち去る予定だったこの街には2泊することにした。

町の中心には大きめの池がある。
なんだかとてもいい雰囲気で直感的にこの街が好きになった。
池がある街ってのはいいなと感じる。

池の周囲には立派なお寺もある。

今日から2泊するバンガロータイプの部屋。
中もきれいでこれまたとても気に入った。

宿に荷物を置き池の周囲で開催されてるナイトマーケットにやってきた。
本当に小規模なナイトマーケットだ。
ほぼ地元の人しかいないだろう。観光客らしき外国人もほとんど見かけない。

人混みがあるわけでもなくのんびりとした雰囲気でこれまた大変に気に入りました。

池のほとりには魚にあげるためのパンが20バーツで売られていた。
パンを池に投げ込むと物凄い勢いで無数の魚が狂ったようにパンに食いついてきた。
パンは一瞬でその姿を消した。たぶんこの池、物凄い密度で魚が生息してる…

今日は大半が時間つぶしの1日になってしまったが明日からの観光が楽しみだ。

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